私はてっきり、外尾悦郎さんがすでに世界的な彫刻家だったからサグラダ・ファミリアの彫刻主任に選ばれたのかと思ってたんですが、そうじゃなかったんですよ!

当時、25歳の外尾悦郎青年はリュックを背負ってバルセロナまで行ったものの「飛び込みじゃ門前払いだろうな」と薄〜いツテを探し、なんとかサグラダ・ファミリアの建築主任に辿り着き、適当にあしらわれながらも、試験を受けさせてもらい、やっと彫らせてくれることになったそう。

でもそれで安泰ではなく、仕事の出来がいまいちだったらいつ切られるかもわからないという、不安定な1年更新の契約を30年以上続けてきて今があるそうです。すごいもんだ。
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この写真の真ん中あたりのハープを弾いている女性の像が外尾悦郎さんが最初に作った像だそうです。